最期に天国に持っていけるものは、思い出だけかもしれない

結婚して子供が出来て思ったのは、それぞれの親の子どもに対する価値観。それはあえて例を出すとすれば、道で声をかけてきたお年寄りの話し。「子供が居れば老後は安泰だものね。」とそのお年寄りは言った。けれど私は老後、子どもの世話になるような荷物にはなりたくないと思っていた。近所の娘を持った親は「姉妹だから、どっちか絶対に婿を取る。」と言っていた。しかし私は、姉妹の母だが自由に結婚して嫁に行って欲しいと思う。そしてある母親は「娘は東京に就職したいと言ってたけど、絶対に地元から出さない。」と言っていた。私は娘たちには、良い仕事が他県でも地元でも、住みたい所、仕事したい場所に行って欲しいと思っている。これは私の方が何も考えていないからなのか?私は婚期を完全に逃しての、晩婚だったので、孤独死は覚悟の上だった。孤独死を覚悟した時に、人の人生は一体何が一番重要なんだろうと色々考えたものだ。そして思ったのが、最後の支えになるのはきっと思い出では無いかと思ったのだ。天国に持っていけるのは、頭の中に詰め込んだ思い出だけなのではないかと。だから、娘たちには誰かの為に、自分の人生を犠牲にするような人生を生きて欲しくない。自由に楽しく死に際には「あぁ、いい人生だった。」と思えるような生き方をしてほしいと心から願う。